ヤクルト古賀 強打で中村&嶋脅かす!5試合打率・667 高津監督「成長している」

[ 2020年2月24日 05:30 ]

オープン戦   ヤクルト9―4日本ハム ( 2020年2月23日    タピックスタジアム名護 )

<日・ヤ>7回、古賀が2点適時三塁打を放つ(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの4年目・古賀が猛アピールだ。7回2死一、二塁から秋吉の外角135キロ直球を流し打ち。右翼線への2点適時三塁打となった。「(捕手なので)まずは守れないと意味がない。守備でアピールして、その後、打撃でもアピールできたら」と控えめだが、今キャンプの実戦は5試合で9打数6安打の打率・667と好調を維持している。

 昨年4月、北川2軍打撃コーチ(現阪神2軍打撃コーチ)からバスター打法をすすめられ、2軍で打率・290と成績を残した。同10月のフェニックス・リーグから通常の打ち方に戻したが、重心を下げる意識は残し「(重心が下がると)目線がぶれなくなる。低めの変化球を振らなくなった」と実感する。

 試合では楽天から加入した嶋に代わって出場する機会が多く、目で盗む。「投手が投げる前にどういうジェスチャーをしているのかとか」。配球をはじめ一挙手一投足を注視し吸収している。

 中村と嶋に次ぐ存在として、2人に追いつき追い越そうとする立場。昨季まで2軍監督としてプレーを見てきた高津監督は「成長してきている」と評価しており、存在感は日に日に増している。(黒野 有仁)

 ◆古賀 優大(こが・ゆうだい)1998年(平10)8月7日生まれ、福岡県出身の21歳。明徳義塾では2年夏から3季連続甲子園出場。16年ドラフト5位でヤクルトに入団。18年5月2日の中日戦でプロ初出場。昨季は11試合に出場し、打率・200、打点、本塁打はなし。大相撲・琴奨菊は小学校、高校の先輩。1メートル77、74キロ。右投げ右打ち。

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