内野ゴロ3つだけ…田淵氏、巨人・菅野は「まだ切れが物足りない」

[ 2020年2月24日 08:15 ]

オープン戦   巨人7―1楽天 ( 2020年2月23日    沖縄セルラー )

楽天とのオープン戦に先発する巨人・菅野。新フォームを披露した(撮影・白鳥 佳樹) 
Photo By スポニチ

 【田淵幸一 CHECK!】3回を投げて失策絡みの1失点。まずまずと言いたいところだけど、球界を代表するエースにしては少し物足りない。ボールをベルトより下で動かしてゴロを打たせるのが本来の投球なのに、高めに浮く球が多かった。打者10人に対し、内野ゴロは失策を招いた二ゴロを含めて3つだけ。真っすぐも変化球も、菅野らしい切れはいまひとつだった。

 昨季は腰痛に苦しみながら11勝を挙げたものの、防御率は自己ワーストの3.89。何かを取り入れようとして腕から始動するフォームにしたのだろう。まだ調整段階だとは思うが、打者目線で見て違和感はない。打者にとってやっかいなのはボールの出どころが見づらい投手。その点では少なくとも打者が嫌がるフォームではない。

 いい時を知っているから、どうしても高いレベルを求めてしまう。開幕までに本来のボールの切れを取り戻せるか。山口俊が抜け、メルセデスが出遅れている現状。大黒柱の菅野が引っ張らないと、巨人はきついよ。

続きを表示

2020年2月24日のニュース