巨人・原監督期待の二枚看板、初実戦決定!菅野23日、サンチェス24日「2人がスクラムを」

[ 2020年2月15日 05:30 ]

練習試合   広島5―4ロッテ ( 2020年2月14日    コザしんきん )

那覇空港に到着し、マスク姿で移動する菅野(右)ら巨人ナイン(撮影・久冨木 修)
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 巨人・原監督がスクラムを組むことを期待する2人が、15日から始まる那覇キャンプで今年の実戦初登板を果たす。エースの菅野は23日の楽天戦(那覇)で、3回50球をメドに先発予定。翌24日広島戦(同)ではサンチェス(韓国・SK)が先発する見込みだ。

 先陣を切るのは菅野だ。今キャンプでは腕から始動する新フ ォームに着手。宮崎では計4度の投球練習を行い、3回目の 7日には「カーブもフォーク も良かった」と直球だけでなく変化球にも好感触を得た。ブルペンに限らず、日頃のキャッチボールからも体に感覚を染み込ませている。

 山口がメジャー移籍したことで、菅野にかかる期待値はさらに高まっている。昨年は3年連続の2桁勝利となる11勝をマークしたが、腰の痛みで本来の力を出し切ることはできなかった。同じ轍(てつ)を踏まないために投球フォームの改造に動いた。今季の初登板は例年にも増して、注目度が高まりそうだ。

 菅野の翌日には、指揮官が「彼に期待するところは非常に大きい。2人がスクラムを組んで、しかしチーム内ではライバルとして戦ってくれることを願っています」と思いを込める新外国人のサンチェスが先発見込み。宮崎キャンプ最終日の13日に打撃投手をこなしたが、那覇キャンプではさらに2度行う。

 「どんどん積極的に、ゾーンの中で勝負していくことをやっていきたい」とサンチェス。両輪の活躍が実現すれば、先発陣の安定感は一気に高まる。 (川手 達矢)

 ≪ビエイラは18日のロッテ戦で初実戦≫ブラジル出身で最速167キロを誇る新外国人・ビエイラは、18日のロッテとの練習試合(那覇)で初実戦に臨む。宮本投手チーフコーチは「調整とはいえ、結果を求めていきたいなと。沖縄はサバイバルが続いている」と話した。9日には、フリー打撃に初登板している。

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