ソフトB・バレンティン 「4番・左翼」ぶっつけ本番も調整に自信「全て良くなってきた」

[ 2020年2月13日 05:30 ]

道具を使い練習するバレンティン(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(35)が、宮崎キャンプで13日に行われる紅白戦に「4番・左翼」で出場する。鷹の新大砲は本塁打後のパフォーマンスを考案中で、いきなりの“一発回答”で初披露となるか。12日は雨のため室内練習場で調整し、ぶっつけ本番となる実戦に備えた。

 シート打撃など、ここまで実戦形式での打席のなかったバレンティンが、今キャンプ初の紅白戦に「4番・左翼」で登場する。

 「開幕も早いというのもあるし、早めに調整しないといけない。明日から試合に出ると決めました。下半身、バットの軌道、全て良くなってきていますし、上がってきています。あとは実戦での感覚やタイミングです」

 雨のため室内で行われた打撃練習で準備万端を示した。マシン相手の63球では、低い弾道の安打性の打球がほとんど。右腕相手に23スイングした打ち込みでは、19球目に「ガコン!」と打撃投手用の防球ネットの金属部分に強烈なライナーが直撃。打撃投手はよけていたが「スミマセン!」とニヤリ。上機嫌で背番号「4」を示すダブルピースも決めた。

 外野手陣とともにブルペンに向かうと、和田が投げている打席に立って、生きたボールに目を慣らした。さらに村松外野守備走塁コーチの7分間ノックでも奮闘。47球受けてゴロを4失策したが「エラーは付いてくるものだ」と、どこ吹く風の様子だった。チームカラーの黄色の外野グラブも新調し、攻守ともに準備はできている。

 キャンプではこれまで2度のランチ特打を行い、6日は112スイングで20本、11日は92スイングで26本の柵越えを放った。バレンティンの最大の魅力は本塁打だが、ヤクルト時代はホームランパフォーマンスでは目立たなかった。仲間となった柳田は両手を挙げて手首をひねる「3150(サイコー!)」ポーズ、松田宣は「熱男~!」と叫ぶことで人気。実はバレンティンも「今、考え中」とパフォーマンスを考案中という。

 「明日は結果にこだわらない。調整する試合」と話すが、初実戦でいきなり豪快なアーチを放てば、新パフォーマンスが飛び出すかもしれない。

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2020年2月13日のニュース