ロッテドラ2・佐藤 実戦初安打で「開幕マスク」強烈デモ 「絶対打とうと思っていた」

[ 2020年2月10日 05:30 ]

練習試合   ロッテ7―6台湾・楽天 ( 2020年2月9日    石垣島 )

<台湾楽天・ロッテ>プロ初安打を含む2安打を放った佐藤(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 「打てる捕手」として、正捕手争いに名乗りを上げた。ロッテのドラフト2位・佐藤(東洋大)が台湾・楽天との練習試合に「7番・DH」で出場し、実戦初安打をマークするなど2安打1打点。6回2死一、二塁では中前へ適時打を放ち、勝負強さを見せた。

 「絶対打とうと思っていた。センター返しという意識が結果で出てくれた」。反省を生かした。初の実戦となった前日は3打数無安打。夜に映像を見返し「完全にホームランを狙っているようなスイング。引っ張りに入って凄く左肩が出ていた」。試合前の打撃練習から修正して中堅方向への意識を高め、5回にも中前打を放った。

 9回はマスクをかぶり、5年目右腕・原を好リード。井口監督は「即戦力として考えている」と評価し、正捕手の田村を脅かす存在として期待した。東洋大では2年春に首位打者に輝き、東都リーグ通算8本塁打。1年先輩のDeNA・上茶谷、ソフトバンク・甲斐野、中日・梅津とバッテリーも組んだ左打者は「凄い投手。打って自信をつけたい」と先輩撃ちも果たす。 (岡村 幸治)

 ◆佐藤 都志也(さとう・としや)1998年(平10)1月27日生まれ、福島県出身の22歳。聖光学院では2年夏と3年夏に甲子園出場。プロ志望届を提出したが指名球団はなく、東洋大に進学。東都大学リーグで捕手、一塁手として計4度のベストナインに輝いた。主将も務め、3、4年時には大学日本代表にも選出された。1メートル81、83キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

2020年2月10日のニュース