巨人・阿部2軍監督さらなるファーム改革!キャンプ施設内移動は自転車で「無駄な待ち時間をなくす」

[ 2020年1月27日 05:30 ]

沖縄県伊江村の海を望む巨人・阿部2軍監督
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 ジャイアンツサイクル始めます!巨人・阿部2軍監督が、宮崎キャンプ施設内でのファーム(2、3軍)の移動手段に自転車を導入することを明かした。「無駄な待ち時間をなくせるし、それぞれが早く行って準備に時間を使うこともできる」と意図を説明した。

 巨人がキャンプを張る宮崎県総合運動公園。総面積が154ヘクタールに及ぶ施設内で選手が移動する際、今まで自動車が使われてきた。しかし、数人で一緒に移動するため、待ち時間が発生。解消のため、自転車が最適だと判断した。1軍は従来通り、車で移動する。

 ファンサービスの目的もある。「ファンの人も選手を近くで見られるしね」と話す通り、移動中の選手とファンの距離が近くなり、将来のスター候補とじかに触れ合うことができる。阿部2軍監督自身も自転車で移動予定。♪チリンチリン――「阿部2軍監督通りま~す」…といった姿も見られるかもしれない。

 さらに、キャンプのファームの練習開始を1時間早く設定。今季は2、3軍が合同で練習するため「人数が多くて打撃練習とか必然的に時間が長くなっちゃうからね。8時半にはみんな球場に出させている」と阿部2軍監督。これまでも、キャンプでの雨天時の夜間練習や昼食時間の短縮など改革案を出してきた新米監督が、質も量も求めていく。

 沖縄県伊江島で野球少年・少女と触れ合い、この日帰京。2軍のスローガンに掲げた「考動」の通り、率先して考えて動いていく。 (青森 正宣)

 【阿部2軍監督の改革】

 ☆全体練習前のウオーミングアップ 秋季練習で「1軍の試合前のアップはフリー。自分のアップを確立するために群れないで個人でやれ」と徹底させた。

 ☆マイクパフォーマンス 「自己紹介がてら。人前で話せるように」とお立ち台の予行演習として、キャンプでスピーチ練習を計画。

 ☆中堅選手の出場を制限 「若い選手を我慢して使わないといけない」と1軍経験のある中堅選手の2軍戦出場を制限させる方針を示す。

 ☆コーチ全員打撃投手 2軍コーチ陣に対し、春季キャンプ初日から打撃投手を指令。「マシンで打つよりは、手投げでやってあげたい」

 ☆申告ブルペン コースだけでなく、カウントや状況まで申告した上でのブルペンを注文。「ストライクを投げるのかボールを投げるのか。そこまで含めて」

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2020年1月27日のニュース