現役ドラフト NPBと選手会が今季導入で方向性合致

[ 2020年1月22日 13:39 ]

 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が22日、都内で行われ、「ブレークスルードラフト(現役ドラフト)」について今季から導入することで方向性が合致した。今後細部を詰めていく必要はあるが、今季中に実施される可能性はより高まった。

 出場機会に恵まれない選手を救済する制度で、各球団からリストアップされる指名可能な選手数は8人、開催時期は8月などで協議されてきた。この日はNPB側が前日の実行委員会でまとめた案を提示。選手会側はそれを受け取り、今後12球団各チームの選手会と協議を重ね再返答する。

 選手会の森忠仁事務局長は「話し合うごとに溝は狭まっているという感覚。何とか今年中にという感触が出てきている」と手応えを口にした。「なるべく早く意見をまとめて返したい。それで向こう(NPB)で協議する時間を持っていただきたいと思っています」と各チーム選手会の意見を早急にまとめ、合意を目指す。

 NPBの選手関係委員会の谷本修委員長は「20年にできれば実施したいというところはお互いに共有しているので。引き続き協議をしていく」と話した。3月9日の実行委までに意見がまとまれば、今季からの開催が可能となる。

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