阪神・浜地 ソフトボールの上野から“金言”「答えはボールに出るから」

[ 2020年1月22日 05:30 ]

笑顔でウォーミングアップを行う浜地(撮影・大森 寛明)
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 阪神の浜地が、正真正銘の“金言”を胸に今季の飛躍を誓った。14日から5日間参加していた「鴻江スポーツアカデミー」でのソフトバンク・千賀、巨人・菅野らとの合宿で、女子ソフトボール日本代表の上野由岐子の言葉に強い感銘を受けたという。

 「上野さんは“フォームのことも勉強してるけど答えはボールに出るから”と。“ボールが良いのもそれが答えだから”と話されていた。あれだけフォームのことを熱心にやっていて、最後にそういうことを言っていたので本当にすごいなと」

 球界のトップ選手も数多く参加する中で印象に残ったのが上野の姿勢だった。「1球、1球、先生(鴻江寿治氏)と意見交換されててすごかった」。08年北京五輪で金メダルを獲得した大エース。その技術へのあくなき向上心に刺激を受けただけではなく、不断の努力すらも“結果がすべて”と言い切るような本人の言葉は衝撃的だった。

 「菅野さん、千賀さんもですけど、あれだけの方たちが1球ごとにここじゃない、ああじゃないとやってたので。本当に良い時間だった」。人知れない鍛錬の時間も、すべてはその時投じる1球で「成否」が決まる。プロ4年目の21歳が、厳しいプロの世界をあらためて痛感する貴重な空間だった。(遠藤 礼)

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2020年1月22日のニュース