楽天・牧田 5色ボールで球速アップ!同じサブマリン・ソフトB高橋礼にテンポも負けん!

[ 2020年1月20日 05:30 ]

自主トレを行う楽天・牧田 (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天に新加入した牧田和久投手(35)が、仙台市の室内練習場で自主トレを公開。「3年ぶりの日本で戸惑いはあるけど、順調に来ている」と笑顔で話した。

 キャッチボールの直前、「秘密兵器」を袋から取り出した。青、黄、オレンジなど大きさの違う5色のボール。重さも3・5オンス(約99グラム)~35オンス(約992グラム)の5種類で、牧田は重いボールから順に地面に叩きつけた。

 「(肩の)インナーマッスルとか、投球動作に対する筋力の強化。ボールのスピードもアップする」。米シアトルのトレーニング施設「ドライブラインベースボール」が考案したボール。牧田も米球界時代に取り入れたという。球速アップ。ライバルはソフトバンク・高橋礼だ。

 自身が日本球界を離れている間に台頭した、同じサブマリン。映像も何度も見たといい「身長があって遠心力が使えるから球が速い。相手打者が立ち遅れている。参考になる部分は多い」と評した。高橋礼の直球は140キロ台。35歳の牧田は少しでも近づこうと新たなトレーニングを取り入れた。「ボールは絶対に僕の方が速くないけど…。(投球の)テンポは速いのかな」と笑った。

 スピードアップ賞では牧田が16、17年に2年連続で受賞して殿堂入り。昨季は高橋礼が受賞した。ボールのスピードでも、投球テンポでも負けない。3年ぶりの日本球界復帰。「自分の強みがある。チームが勝つために仕事をするだけ」。その言葉は力強かった。 (鈴木 勝巳)

 ≪福留から刺激!体重は減らす!≫牧田は2年間の米国生活で「アメリカンボディーじゃないけど、体が大きくなっている」と明かした。現在の体重は92~93キロ。投球では球速アップを目指すが、体重は85キロ前後まで減らすのが目標だ。年明けからは阪神・福留らと米ハワイで自主トレを行い前日に帰国。42歳の福留の厳しい練習を間近で見て「自分より動いていてビックリした。意識が高い」と刺激を受けていた。

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