阪神・近本 大震災から25年…1・17誓い新た「野球を精いっぱい頑張って元気を与える」

[ 2020年1月17日 05:30 ]

外野でノックを受ける近本(撮影・大森 寛明)
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 阪神・近本光司外野手(25)が16日に自主トレで鳴尾浜球場を訪れ、阪神・淡路大震災から25年を迎える17日を前に決意を新たにした。

 「自分のできることは、野球を精いっぱい頑張って元気を与えること」

 94年11月9日に淡路市内で生まれ、約2カ月後に震災が発生。自宅のたんすが倒れ、近くで寝ていた兄が危うく下敷きになるところだったという。昨年12月に「淡路市スポーツ親善大使」に就任するなど地元に夢を与えられる立場になった今、グラウンドで躍動することが勇気を与えられる一番の方法だと分かっている。

 大阪ガスに在籍していた18年6月には大阪北部地震も経験。「地域の人たちに勇気を与えられるように…と思ってやったことで、今までなかった都市対抗の優勝にもつながった」と同年の都市対抗初制覇を思い起こした。同じように05年を最後に遠ざかるリーグ優勝へひたむきに走り続けることを約束した。

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