ソフトバンク・森 20年は無敗が目標「そこは絶対ですね」

[ 2020年1月15日 05:30 ]

メディシンボールを使ったトレーニングを行う森(撮影・川島毅洋)
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 ソフトバンク・森唯斗投手(28)が14日、グアムでの自主トレーニングを公開し、今季の目標に守護神としてシーズン無敗と7年連続50試合登板を掲げた。自主トレではすでにブルペン入りし、仕上がりは上々だ。

 大粒の汗を流しながら、森が次々とメニューを消化していく。午前8時30分過ぎからのランニングに始まり、メディシンボールを使った体幹トレ、遠投。そして、今年2度目のブルペンに入り、立ち投げで15球の投球練習をこなした。

 「グアムは暖かいので体が動く。しっかりトレーニングもできているし、ランニングでも追い込んでいる。自分の中ではここ数年間で一番いい形で投げられている」と手応えを口にした。

 昨季は背中を痛めるなど、プロ6年目で初の離脱を味わったが、入団以来続く50試合登板はクリア。CS、日本シリーズでも抑えとしてチームをけん引した。「昨年はケガをしてしまったので、今年は一年ケガなく、ずっと9回のマウンドに上がれるように。50試合はこだわりたい」と、シーズンでのフル回転を誓った。

 絶対的守護神となるために、今季はシーズン無敗を目標に掲げた。昨季は54試合で2勝35セーブを挙げる中、3敗を喫しただけに「そこ(無敗)は絶対ですね。点を取られてもチームが勝てば良いので。一試合一試合勝てるようにやっていく」と、リードを守り抜き試合を締めることだけに集中する。

 夏場には東京五輪が開催される特別な1年。日の丸への思いは強いが「まずはチームのことを考える。スタートからしっかり投げて、結果を残さないと選ばれないので」と引き締めた。昼食を挟み、午後はウエートトレーニングなどをこなした森は「僕はマグロと一緒で、止まったら死ぬ。ずっと泳ぎ続けます」と決意を新たにした。「失敗しない男」として、チームの3年ぶりリーグ制覇、日本一4連覇に貢献する。(グアム・川島 毅洋)

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2020年1月15日のニュース