巨人・岡本 開幕ダッシュへ走る!走る!!昨季の出遅れゴメン

[ 2020年1月12日 05:30 ]

<巨人自主トレ>ジャイアンツ球場で自主トレを公開した岡本。右は山岸打撃投手(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 100キロの巨体が走る、走る。ジャイアンツ球場での自主トレ公開。巨人・岡本が開幕ダッシュを狙い、年明けから練習メニューをガラリと変えている。

 「昨年前半ダメだった。土台をしっかりするため今年は基本に取り組んでいる。守備も打撃も下半身を使う」

 自覚の表れだ。苦手なランニングに割いた時間は練習全体の3分の1にあたる30分。まずは右翼と左翼のポール間走2往復から始まり、同距離を全力ダッシュで片道計8本。さらに30メートル走を計6本行った。

 全ては3月20日のシーズン開幕から100%の力を発揮するためだ。昨季は2年連続30本塁打も前半戦は打率・244と出遅れ「しんどかった」と振り返る。結果的に18年の100打点、打率・309から94打点、打率・265に下降。反省を生かし、ランニングで下半身を強化してロケットスタートを狙う。

 昨年末の12月31日に奈良県内の神社を参拝した一年間のお礼参りでは、おみくじが「小吉」も翌日1日の初詣では「大吉」で「幸先いい」と目を輝かせる。体重も昨季の105キロから5キロ減となり「ガリガリ。服もブカブカ」と笑う。目標は「自身初の全試合4番」、「打率、本塁打、打点キャリアハイ」、「日本一」。「(3番の)丸さんは浅いゴロでも還ってきてくれる。気楽にいきたい」と、球団では12年阿部(現2軍監督)以来の打点王にも期待が懸かる。

 ロケットスタートが決まれば東京五輪出場も見えてくる。「選ばれたらうれしい。開幕からしっかり活躍できているということ」。2020年は4番として最後まで走り切る。 (神田 佑)

 ≪アンダーアーマー社との契約終了「いろいろ試してみたい」≫打撃練習ではナイキ社のシャツとスパイクを着用し、バットはSSK社の製品を使用した。アンダーアーマー社とのアドバイザリー契約は昨年までで「今年は自由に。いろいろ試してみたい」と説明。守備練習では久保田スラッガー製品のグラブを使用した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月12日のニュース