ソフトB・周東 守りも盗む!名手今宮に弟子入りで二遊間コンビ熱望

[ 2020年1月11日 05:30 ]

<ソフトバンク>ノックで二遊間を組む今宮(左)と周東(撮影・中村達也)
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 守りも盗む!ソフトバンク・周東佑京内野手(23)が10日、北九州市内で今宮健太内野手(28)らと自主トレを公開した。

午前中に約3時間続いた内野守備ノック。周東は今宮を凝視し“完コピ”しようとした。全体メニュー後、今宮からの直接指導は本格化した。両者は遊撃の深い位置でグラブを外し、素手で捕球して一塁送球を16球。さらに周東は、ファーストミットをつけた今宮に31球送球。「手首なんて使わない!手首なんて体にない!」と自分に言い聞かせながら投げた。すると“師匠”から「そうそう、ナイス」と声をかけられて終了した。

 「(昨季)代走として出場しましたが、やっぱり野球をする以上、アタマから出たい。送球で手首が硬いし足の動きも悪い。3割打っても50失策では使われない。まず守備で争えるレベルになりたい」

 昨季まで今宮のグラブを借りて内野守備をこなしていたが、今季はグラブも新調。今年初となる「ノッカー今宮」のゴロを16球、ノーエラーでさばいた。

 侍ジャパンでは代走の切り札として盗塁を決め、プレミア12の世界一にも貢献。“足査定”で年俸も1400万円増の2000万円でサインした。

 ただ、もちろん「代走だけで終わりたくない」。昨季は途中出場がほとんど。内野手登録ながら、代走から外野の守備に回ることも多かった。川島、明石、牧原らライバルとの二塁定位置争いに勝つため、遊撃手としてゴールデングラブ賞を5度受賞している名手、今宮に弟子入りした。

 「周東はまだ送球が得意ではないがモノは凄い。盗塁王を何度獲るか。だからもっと守備がうまくなってほしい」と今宮は期待する。周東も「教えて頂いているんでプレーでお返ししたいし、先発定着なら走る機会も増える。1つでも多く、30盗塁は目指す」。今宮との二遊間での出場を熱望し、昨季の25スチールから「+5」を目標に置いた。

 「まだ守備力では落ちる。キャンプからレギュラー争いに入れるように」。球界屈指のスピードスターは、自覚しているウイークポイントの強化を続ける。

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2020年1月11日のニュース