ロッテ種市 東北の後輩・朗希の前で半袖熱投!軽めの予定だったけど「強めに投げないとバカにされる」

[ 2020年1月10日 05:30 ]

ブルペンで投げる種市(撮影・西尾 大助)
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 種市先輩の熱投に、朗希もじぇじぇじぇ!?昨季8勝を挙げてブレークしたロッテ・種市篤暉投手(21)が9日、ロッテ浦和で自主トレを公開し、ブルペン入りした。捕手を立たせてだが、なんと1月上旬から半袖姿で13球を投げ込んだ。

 「今日は気温15度ぐらい。相当暖かい。もう少し軽く投げる予定だったけれど、ちょっと強めに投げないとバカにされるので…」

 マウンドに上がった瞬間だ。「何かを感じた」。前日、雪降る岩手県大船渡市から入寮したばかりのドラフト1位・佐々木朗(大船渡)がネット裏にいた。青森県三沢市出身の4年目にとって東北人の後輩だ。ブルペン入りの前に初対面。握手を交わし、「静かそうな顔をしていた」との印象を口にしていたが、まさか今年初ブルペンを見学しに来るとは思っていなかった。

 最速163キロを誇る「令和の怪物」に対し、種市も「切れよりもスピードを追い求めたい。160キロが出れば、変化球も生きる」という最速153キロの本格派。将来、エースを争うことになる後輩の前で、セットポジションからのボールはうなりを上げた。

 昨季まで「63」だったが、今季から背番号は「16」となる。目標は160イニング以上を投げて、16勝と大きい。開幕投手候補にも挙がる。「やりたい気持ちはある」とし、東京五輪についても「出たくない選手はいない」と言った。色紙には「奪三振王」の文字。13年放送のNHK朝ドラ「あまちゃん」の登場人物にちなみ「種市先輩」のニックネームを持つ。半袖の熱投は、まさに先輩の貫禄だった。(横市 勇)

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