阪神・福留、五輪イヤーは“2段ロケット” 早い開幕意識「9日は意外と大きい」

[ 2019年12月10日 05:30 ]

アプローチを直接カップインさせ、笑顔でボールを取り出す福留(撮影・椎名 航)
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 球界最年長男も「東京五輪イヤー仕上げ」で来季に挑む。阪神の福留孝介外野手(42)が9日、岐阜県大垣市内で「山崎武司チャリティーゴルフコンペ2019」に参加。開幕が今季より9日早まることを受け、春季キャンプ中のオープン戦にも積極的に出場する意欲を示した。

 「やっぱり9日間というのは意外と大きいんで。そういう気持ちで自主トレなり何なりとやっていかないと。キャンプが始まってからのチームの状況もあるから、僕の考えていることと監督、コーチの考えていることもあるだろうし、そこはいろんな話をしながらやっていければ」

 近年の初実戦は16、17年は春季キャンプ終了後。昨年、今年はキャンプ終盤に沖縄のファンへの顔見せも含めて出場しただけだった。ただ、3月20日開幕となる来季は勝手が違う。中日時代からの兄貴分の山崎氏は「“20日からなんで、オープン戦の出方を前倒しにしないといかんかな”というようなことを言ってた。その辺は逆算していると思う」と証言した。

 開幕が早まるだけでなく、五輪開催中の7、8月に約1カ月間の中断期間がある。「みんなが初めてなんで、やってみないとわからない」と話すものの、今季も週に1日程度の休養日を設けていた大ベテラン。変則日程をうまく疲労回復に利用できれば、“2段ロケット”のように序盤戦と終盤戦でフル回転できる可能性もある。

 45歳シーズンまで現役だった山崎氏は「孝介は絶対俺よりはやると言っているよ。最低45歳はクリアしたいと言っているんで」と明かし、「どんどん抜いてほしいし。僕は抜くと思っているからね」とエールを送った。来季から12球団最年長。日本中が盛り上がるであろう2020年に向けての調整に抜かりはない。 (山添 晴治)

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2019年12月10日のニュース