阪神・藤浪 0からの逆襲「数字出さないと」

[ 2019年12月7日 15:55 ]

<阪神契約更改>契約更改交渉後の会見で質問を聞く藤浪(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が6日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い減額制限(1億円以下は25%)いっぱいの2100万円ダウンの6300万円でサインした。キャリアワーストの未勝利に終わった今季を悔しさをじにませながら振り返り、勝負を懸ける来季へ静かに思いを語った。

 以下は一問一答。
 (テレビ会見)
 ――金額は
 限度額いっぱいダウンですね。

 ――率直にどういう思いか
 不本意なシーズンということは間違いない。限度額に関しては活躍してないのでダウンは当たり前ですし。

 ――今年1年を振り返って
 キャリア初めての0勝という年だったので。1軍も1試合しか投げてないですし。2軍で過ごした1年だった。悔しいですし、しっかりやらないといけないなと。

 ――秋季キャンプでは山本昌氏の指導も受けた
 良い話をたくさん聞けたので、自分の引き出しとして持って、このオフしっかり練習して春以降良いパフォーマンスできるよう、つなげていきたい。いろんな話を聞きましたし、自分の発想にない今まで聞いたことない斬新な指導もしてもらいましたし、おもしろかった。

 ――オフのテーマ
 練習をしっかりするしかない。毎年のことですけど。いろいろ勉強したり、やったりして、充実したオフを過ごしたい。

 ――来季へ向けて
 ここ数年、ずっと成績出せてないので、しっかりローテーション入って1年間投げる。それが先発の仕事なので、しっかり長いイニング投げる、それをしっかりできるようにやっていきたい。

 (ペン記者の囲み取材)
 ――金額に悔しさは
 もう年俸は顕著に出るので。悔しいシーズンだったというのがあらためて金額にも出ますし、プロ野球はそういうものなんで。

 ――交渉の席で球団とはどんな話を
 シンプルに頑張るしかないというのを自分からも。何か特に言うことはなかった。

 ――オフの過ごし方
 いろんなところ行ったり、勉強もしますし。ずっと練習もしますし、年内も年始も。毎年、いろんなことしたりはしてるので、充実したオフにはなると思います。

 ――秋季キャンプの手応え
 良い感じでは投げれてきてるので。あとはそれを形にしないといけないですし。自分の中で確たるものにしていけるように。このオフしっかりやっていきたい。

 ――シーズン中、2軍の鳴尾浜で見えてきたことは
 自分自身を見つめ直す時間が長かったのでいろんなことやりましたし、いろんなことトライしましたし。自分の中で思いつく範囲、発想にいたる範囲のところはすべてやりましたし。その中で自分の感覚というか、本来の自分のしっかり、人から教えられたものも大事ですし、本当に自分に合うものをしっかりやらないといけないなと。ちょっと教えられたからこうブレたらいけないなと。

 ――0勝に終わって一から出直す気持ちは強いか
 やり直すのももちろん、数字を出さないといけないので。この1年間ね、0勝だったので。価値のある0勝にしないといけないので。しっかり自分自身見つめ直して、自分と向かってオフ過ごして来年頑張りたいと思います。

 ――来年は開幕が早い
 実戦…まだ先のことなんであれですけど。もちろん、実戦投げる分には投げていきたいですし。ブルペンでいくらできても仕方ないので。やっぱりマウンドでやっていくのが大事ですし、機会があればたくさんやっていきたいなと。

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