巨人 ドミニカ出身30歳右腕獲得 韓国で今季17勝、最速156キロ 原監督「まとまっている」

[ 2019年12月7日 05:00 ]

アンヘル・サンチェス投手(AP)
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 巨人が来季の新外国人として、今季韓国・SKで17勝を挙げたドミニカ共和国出身のアンヘル・サンチェス投手(30)と基本合意したことが6日、分かった。今後メディカルチェックを経て、正式契約となる。最速156キロを誇り、直球は常時150キロ以上を計測する本格派右腕だ。

 獲得調査の段階で映像をチェックした原監督は「凄くまとまっている。コントロールも、投げ方も凄く奇麗。ハングリーさも持ち合わせている」と期待を寄せる。17年にパイレーツで8試合中継ぎ登板し、昨年SKに移籍して8勝。韓国シリーズ優勝にも貢献した。2年目の今季は28試合で17勝、防御率2.62とアジア野球に高い順応性を見せる。カットボール、スライダーの切れもあり165回を投げて被本塁打はリーグ最少の2本だった。

 今オフはリーグ最多15勝を挙げた山口がポスティングシステムを利用し、大リーグ移籍を目指すことを表明。FA権を行使した楽天・美馬の獲得にも至らなかったが、待望の外国人先発投手と基本合意に至った。

 ◆アンヘル・サンチェス 1989年11月28日生まれ、ドミニカ共和国・テナレス出身の30歳。サントドミンゴ大学から10年7月にアマチュアFAとしてドジャース入団。マーリンズ、レイズ、ホワイトソックス傘下マイナーを経て17年8月にパイレーツでメジャーデビュー。18年から韓国・SK。メジャー通算8試合で1勝0敗、防御率8・76。1メートル85、86キロ。右投げ右打ち。

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