阪神、ソフトB退団のスアレス獲得へ 28歳161キロ腕復活に期待

[ 2019年11月30日 05:45 ]

前ソフトバンクのスアレス(撮影・尾崎 有希)
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 阪神は来季の新外国人として、前日にソフトバンク退団が発表されたロベルト・スアレス投手(28)の獲得に乗り出していることが29日、分かった。球団関係者が「もちろん(幅広く)調査はしています」と調査対象の一人であることを明かした。

 最速161キロの速球を武器に来日1年目の16年は、58試合登板で2勝6敗26ホールドをマークし、セットアッパーとして大活躍した。17年3月に右肘内側側副じん帯再建手術を受け、同年は登板なし。今季は先発6試合を含め、わずか9試合の登板で0勝4敗で防御率5.74と不本意な成績に終わった。ただ、年齢も28歳と若く、右肘手術から3年となる来季は完全復活も十分に見込める。ソフトバンクの保留者選手から外れるのを待って、一気に動くもようだ。

 獲得に動いていた前パドレスの牧田は楽天入団が決定的となったが、阪神は次の一手へ向けて水面下でスアレスの獲得調査を続けている。

 ◆ロベルト・スアレス 1991年3月1日生まれ、ベネズエラ出身の28歳。15年にメキシカンリーグでプロデビュー、同年11月にソフトバンク入団。16年は58試合で2勝6敗1セーブ、防御率3.19。17年WBCにベネズエラ代表として出場したが、同大会で右肘を負傷し、手術を受けた。通算成績は78試合登板で3勝11敗1セーブ、防御率4.28。1メートル88、95キロ。右投げ右打ち。

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2019年11月30日のニュース