ソフトB・内川「夢にまで見た」19年目初GG賞 来季は鷹勢で総獲り宣言「チームにプラスになる」

[ 2019年11月29日 05:30 ]

トロフィーを手にする内川(撮影・白鳥 佳樹)
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 守備のベストナインに贈られる「第48回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式が28日、都内ホテルで行われ、記者投票で選ばれた18選手にトロフィーと副賞の賞金50万円が贈呈された。ソフトバンクの内川聖一内野手(37)は、パ・リーグ一塁手部門でプロ19年目の初受賞。チームでのゴールデングラブ賞ジャックを来季の目標に掲げた。

 守備の名手たちが集まった、晴れやかな表彰式。最年長の内川が最後のあいさつに指名された。マイクの前に立つと「私自身、夢にまで見た受賞。聞いたときは喜びを叫んだのを覚えている。本当に興奮し、感動し、胸がいっぱいです」と素直な感想を口にした。

 プロ19年目でのゴールデングラブ賞受賞は「史上最遅」の記録となった。パ・リーグ一塁手部門では初の年間無失策を記録。「シーズンの残り2試合は(失策が)0で終わるか1で終わるか。凄く緊張して守った」と振り返った。

 チームでは千賀、甲斐のバッテリー、三塁手で松田宣が同賞を獲得した。内川は「1回獲っただけであまり大きなことは言えないけど、この賞に選ばれるということは失点が減る。極論を言えば、来年は9人全員で獲れれば、チームにプラスになる。そうなるといいなと思う」とソフトバンク勢で全ポジションをジャックすることを目標に掲げた。

 昨年のオフはシーズン終了後に日本一祝賀旅行で訪れたハワイに居残り、黙々とトレーニングを行うなど、継続して体を動かしてきた。「ケガなくやれたのは良かった」と手応えを口にすると、「残り何年やれるか分からない。後悔だけはないように。その気持ちは今年のオフも変わらない」と引き締めた。

 セ、パ両リーグでの首位打者獲得、2度の最多安打など打撃のタイトルは獲得してきたが、守備の名誉は初めて。攻守でチームを支えるため、20年目となる来季へ向けて準備を進める。

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2019年11月29日のニュース