現役引退の楽天・戸村と西宮が打撃投手に転向 ファン感で引退セレモニー

[ 2019年11月24日 17:03 ]

引退式でファンの声援を受ける戸村(右)と西宮(撮影・西尾 大助)
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 楽天生命パークで24日に開催された楽天のファン感謝祭で、今季限りで現役引退を表明していた楽天の戸村健次投手(32)と西宮悠介投手(28)の引退セレモニーが行われた。

 戸村は立大から09年のドラフト1位で入団。主に先発として、通算成績は107試合17勝15敗1ホールド、防御率4・35。10月に来季の契約を結ばないことを通告され、引退を決断した。ファンからは「困ったときのトム」の愛称で呼ばれ「ドラフト1位という高い評価を見合うような成績は残せず、悔しい気持ちでいっぱい。寂しいですが、応援してくださったファンのみなさま、ありがとうございました。楽天に入団できて本当に良かった」とスピーチした。

 西宮は横浜商大から13年ドラフト5位で入団。貴重な中継ぎ左腕として通算117試合に登板し、9勝1敗5ホールド、防御率4・60という成績だった。合同トライアウトに参加していたが、現役にピリオドを打つことを決めた。「1週間ぐらい前に引退を決めた。セレモニーをやっていただいて、引退する実感が湧いた。球団には感謝しているし、本当に幸せだなと感じました」と振り返った。

 ともに来季からは打撃投手として球団に残ることが決まった。「これまでの経験を糧に、チームの手助けができれば」と西宮。戸村は「裏方として、全力で情熱を持ってチームを支えていきたい。これからは勉強もしたい。TOEICにも挑戦したい」と笑顔で現役生活を締めくくった。

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2019年11月24日のニュース