楽天・オコエが契約更改 目指すべき選手像「みえてきた」 真剣な表情でプロ4年目を総括

[ 2019年11月22日 14:08 ]

契約更改を終えたオコエ瑠偉
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 楽天のオコエ瑠偉外野手(22)が22日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、サインした。(金額は非公表)

 オコエが真剣な表情でプロ4年目を総括した。「自分の方向性がはっきりした1年」と切り出すと「力不足が分かった前半。それから2軍に落ちて三木(肇)監督と2時間以上話し合い、石井(一久)GMの考えも伝えて頂いた。1軍に戻れた後半は違う姿を出せたと思う。不確定だった(目指すべき)選手像がみえてきた」。

 CS出場後、福岡からフェニックスリーグ(宮崎)に参戦。それから秋季キャンプ(倉敷)と練習に明け暮れた。「来年も頑張って頑張って頑張るだけ。今までは“レギュラー獲る”とか言っていたけど、まず1軍にいることが大事」。入団直後の大言壮語タイプから、プロの厳しさを知り謙虚になり始めた。

 最終的には「3割30本30盗塁」が目標でそのポテンシャルもある。とはいえ一朝一夕にトリプルスリーは不可能だ。「浅村さんや坂本さん(巨人)だってそれまでのプロセスがあった。まずはヒットヒットから試合に出て塁に出ることが増えれば、ホームランも増えるはず」。

 今季は自己最多の52試合に出場し、打率・182、3本塁打、15打点の成績を残した。「今までは周りに流されたけど、来年は三木監督らと話し合ったことを肝に銘じてシーズン最後まで戦かっていきたい。足とか1つの武器だけでなく、調子の悪い時にどう補っていくか。モチベーションは高い」。“大人のオコエ”が激戦区の外野陣に挑む。

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