ソフトB・高橋礼 下から150キロ出す!サブマリンに“伸びしろ”MLBハイテク機器で判明

[ 2019年11月21日 05:30 ]

投球練習を行う高橋礼
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 ソフトバンク・高橋礼投手(24)が20日、宮崎秋季キャンプでシアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のスタッフ、機器による動作解析を行った。プレミア12を終え、前日から宮崎キャンプに合流したばかり。ブルペンで高橋礼の後ろとホームベース手前に解析用カメラが設置され、パソコンの前に同施設のスタッフが陣取る中、直球、変化球を投じた。

 約1時間後、解析結果をスタッフから聞いた。同施設ではアンダースローの測定は例がなかったといい「ミステリアス」と評されたが、高橋礼は「真っすぐの精度は上げられると言われた。リリースの形、もう少し右肘をしならせれば、もっと出力が上がるということだった」と話した。2年目右腕はプロ入り後の最速は146キロだが「上げられるだけ上げたい。150(キロ)を目指します」と高い目標を自らに課した。

 直球と変化球のリリースポイントの違いも見つかった。カーブを投じる際に直球よりも低い位置からリリースしていたといい「違い過ぎるので、少しずつ、同じように投げられれば」。さらにスライダーについても「スピン量が足りないことが分かった」と話した。

 優勝したプレミア12では侍ジャパンの先発の一角としてチームトップの2勝を挙げた。来季の東京五輪でも欠かせない存在となるサブマリンがさらに進化を目指す。(川島 毅洋)

 ▽ドライブライン・ベースボール 米シアトルにあるトレーニング施設で、トレーナーや医師、動作分析の専門家らさまざまな分野のプロが常駐。科学的で安全な指導が受けられると評判を呼び、現役選手やドラフトを目指す大学生ら年間約500人がここで汗を流す。特注のボールは重さ2キロ、1キロなど6種類。それを効果的に使うことでパフォーマンス向上につなげる。日本ハム・金子も今年2月の春季キャンプ前に、同施設で学んだトレーニングを披露した。

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2019年11月21日のニュース