阪神 山本昌臨時コーチ、来春Cで1、2軍巡回!W西を直接指導 大移動も“全然大丈夫”

[ 2019年11月21日 05:30 ]

ネット越しに山本昌臨時コーチ(左)と話す矢野監督(撮影・平嶋 理子)        
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 阪神の今秋の安芸キャンプで臨時コーチとして招かれた元中日・山本昌氏(54)が来春のキャンプでは1、2軍の“巡回臨時コーチ”を務めることが20日、分かった。球団側が要請し、山本昌氏も快諾。今年のドラフトでは1位の西純矢(18=創志学園)ら上位5人が高校生だけに、2軍キャンプでもレジェンドの直接指導を受けられることは大きなプラスとなる。

 「もちろん。(山本昌氏の)話を聞いたことない新人も入ってきますから。申し訳ないですけどね、(距離が)離れているので」

 谷本球団本部長が2軍での指導も依頼したことを明かした。中日やDeNAのように沖縄県内で1、2軍両方がキャンプを張る球団もあるが、阪神は1軍の沖縄・宜野座と2軍の高知・安芸では距離のカベがある。それでも、今秋キャンプでは多忙な仕事の合間を縫って名古屋や東京から高知まで9往復もした山本昌氏。50歳まで現役を貫いた鉄人だけに、二つ返事でOKをもらったという。

 来春キャンプの1、2軍振り分けは未定だが、新人の多くは2軍スタートとなりそうだ。新人だけでなく、今秋キャンプ不参加組にとっても、投手、野手問わずその話を聞けるだけでも得るものは大きい。「聞いてプラスしかないと思うので」と矢野監督。「こんだけ寄り添ってやってもらえたことには、めちゃめちゃ感謝してる。名古屋も東京も往復しながらやってもらえたので。昌さんは“そんなん全然大丈夫だよって”って言ってくれると思うのでね」と感謝しきりだ。チーム力底上げを目指す2年目へ大朗報となった。

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2019年11月21日のニュース