中日 ドラ3位岡野「三本の矢」で新人王獲る!「なかなか折れない矢になれたら」

[ 2019年11月17日 05:30 ]

仮契約を終えポーズを取る中日ドラフト3位の岡野祐一郎
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 中日からドラフト3位で指名された東芝の岡野祐一郎投手(25)が16日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円(金額はいずれも推定)で仮契約。同じ4月16日生まれという戦国武将の毛利元就にあやかり「3本の矢」で新人王獲得を誓った。

 「(3年間の)社会人(生活)で磨いてきたことを使って、なかなか折れない矢になれたらと思います」

 毛利元就が死ぬ間際に語ったとされる、1本の矢なら簡単に折れても、3本束になれば頑丈で折れないという「三矢の訓」は有名な逸話。岡野はゴロを打たせるものと空振りを取る「2種類のフォーク」に自信を持つが、プロの世界はそれだけでは通用しない。米村明チーフスカウトが「点を取られても試合を壊さない。今年の社会人ではNo・1」と評価する「粘り強さ」と、試合中でもフォームを変化させたり変化球の曲げ方を変えるなど「引き出しの多さ」という3本の矢で、勝てる投手を目指す。

 対戦したい打者には、昨年の社会人侍ジャパンでともに戦った同い年の阪神・近本の名前をあげた。同世代を代表する阪神・藤浪も強く意識。「2人とも実績のある選手。自分は雑草みたいな感じですけど、食らいついて勝てたらと思います」。虎視眈々(たんたん)と下克上を狙う。(北野 将市)

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2019年11月17日のニュース