メキシコ 米国にサヨナラ勝ちで五輪初切符 10回、阪神ナバーロが決めた

[ 2019年11月17日 14:51 ]

第2回WBSCプレミア12 3位決定戦   メキシコ3―2米国 ( 2019年11月17日    東京ドーム )

<プレミア12 3決 メキシコ・アメリカ>10回1死満塁 サヨナラ適時打を放ち喜ぶナバーロらメキシコナイン (撮影・白鳥 佳樹) 
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 3位決定戦でメキシコが延長10回タイブレークの末、米国に逆転勝ちを収め、20年東京五輪への切符を手にした。メキシコは初の五輪出場となる。

 1―2で迎えた9回、6番手でオリックスのディクソンから、この回先頭打者の元中日、オリックスのクラークがへ起死回生の同点弾。土壇場で同点に追いつき、タイブレーク制による延長戦へ持ち込んだ。

 10回1死満塁、3番に入った今季まで阪神でプレーしたナバーロがカウント2―2からの8球目をセンター前に運び、サヨナラ勝ちを収めた。

 20年東京五輪の野球競技の出場枠は「6」。開催国枠での出場が決定している日本のほか、今年9月にイタリアで開催された欧州・アフリカ予選で、WBSC世界ランキング19位のイスラエルが勝ち抜いて五輪切符を獲得。今回のプレミア12では2チームが決定。決勝進出で、アジア・オセアニア地区最上位(すでに出場権のある日本を除く)となった韓国、この3位決定戦を制したメキシコが米大陸最上位となり、出場を決めた。

 残り2枠は来年決定。3月に米国で行われる米大陸予選と、その後に台湾で開催される大陸間予選で1チームずつが決まり、全6チームが出そろう。前回08年の北京五輪では韓国が金メダルに輝いている。

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