巨人、春季キャンプはONE TEAM始動!4年ぶりに1~3軍が宮崎集合

[ 2019年11月12日 05:30 ]

阿部2軍監督(中央)や原監督(左端)など春季キャンプは宮崎に1軍から3軍まで全員集合(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の来春キャンプが、2016年以来4年ぶりに1、2、3軍共に宮崎でスタートすることが11日までに決まった。この日は休養日だった秋季キャンプの地・宮崎で原監督が明かしたもので、ここ3年は3軍のみ沖縄などで始動していた。

 「全員、宮崎でスタートしましょうということ。グラウンドそのものも環境は大丈夫だという判断の中でね」。大のラグビーフリークで知られる指揮官にとって「ONE TEAM」で始動する。

 宮崎に集合することで全戦力の把握が可能。「全員が見られるからね。それが一番いいですよ」とチーム力底上げに必須な若手も、リハビリ組も視察できる。4年ぶりに監督に復帰した今季も、キャンプ2日目から2軍練習場に足を運んだ。

 16年に発足した3軍は、ここ2年は2月中旬に1軍と入れ替わる形で沖縄から宮崎に移動。17年はジャイアンツ球場で1次キャンプを張った。今年を振り返れば、優勝決定試合となった9月21日のDeNA戦でプロ初登板初先発した戸郷も、3軍スタートだった。

 選手の入れ替えも活性化される。来年は東京五輪イヤーで、開幕は例年より10日ほど早い3月20日だ。「実戦も早まるでしょうね。自主トレ期間の1月の間に“少々早めに仕上げてくるように”というのはある」と見通しを口にする。今年も異例の早さで2月3日に「1軍―2軍」の紅白戦を実施。「下克上」に燃える2軍選手の競争心をあおった。

 3軍選手を呼んでの紅白戦など、日程が組みやすくなるなどメリットは大きい。リーグ連覇、8年ぶりの日本一奪回へ、一体感を高める。 (神田 佑)

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2019年11月12日のニュース