元巨人の長谷川潤 合同トライアウト参加 今季はBC石川で登板「自信もつきました」

[ 2019年11月10日 10:00 ]

元巨人の長谷川潤投手
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 元巨人の長谷川潤投手(28)が、12日に開催されるNPB合同トライアウトに参加する。今季はBC・石川で16試合に登板して5勝5敗、防御率3・96をマーク。「夏場を過ぎてから体の状態、肩、肘は万全に戻っている。(NPB復帰は)少ない可能性かもしれませんが、トライアウトを受けようと決意しました」と、夢を追う。

 15年育成ドラフト8位で巨人入り。モデルの「ハセジュン」と同姓同名で話題となったサイドスロー右腕だ。16年3月に支配下登録されて同年3試合に登板した。18年に打撃投手に転身したが、現役復帰を決意。今年の1月に右肘のクリーニング手術を行い、4月のBCリーグ開幕戦では先発投手を務めて5回1失点だった。

 球速は巨人時代の140キロ台まで戻り、スライダーなどの変化球にも磨きをかけてきた。1軍で投じることのなかったフォーク、ツーシームも習得した。右打者のインコースへのツーシーム、左打者を打ち取る決め球にフォークと、投球の幅が広がった。

 「左右(打者)関係なく、スライダーの精度向上に努めてきた。自信もつきました」。再起を懸けて、アピールポイントを存分に発揮する。

 ◆長谷川 潤(はせがわ・じゅん)1991年(平3)6月15日、東京出身の28歳。成立学園、金沢学院大を経て14年からBC・石川に所属。15年育成ドラフトで巨人から8位で指名され入団。18年に打撃投手に転身し、今年からBC・石川に復帰。持ち球はカーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、フォーク。1メートル86、82キロ。右投げ右打ち。

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2019年11月10日のニュース