マツゲン箕島 日本選手権初勝利ならず 左腕・和田が好投も「やっぱり悔しい」

[ 2019年10月29日 13:15 ]

第45回社会人野球日本選手権 1回戦   トヨタ自動車1―0マツゲン箕島硬式野球部 ( 2019年10月29日    京セラドーム )

<社会人野球日本選手権 トヨタ自動車・マツゲン箕島> マツゲン箕島先発・和田のピッチング (撮影・平嶋 理子)
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 “6度目の正直”はならなかった。2大会ぶり6度目の出場となったマツゲン箕島硬式野球部はエース左腕の和田拓也(京都学園大)が8回4安打1失点と好投したが、打線が来秋ドラフト候補右腕の栗林良吏(名城大)に毎回三振を奪われるなど1点も挙げられず完封を許し、日本選手権初勝利はならなかった。

 和田は2回、2死走者なしから四球を与え、続く「8番捕手」の小畑尋規に中前に運ばれた。中堅手が飛びついたがはじき、適時二塁打に。失点はこの回のみで、3回からはセットポジションで投球し安定感を取り戻したが、熱投は報われなかった。

 捕手の中原良照(日本福祉大)とは同じスーパーマーケット「マツゲン」海南阪井店のデイリー課に所属。トヨタ自動車との対戦が決まってからは映像での研究のほか、職場でも顔を合わせれば対策を話し合ってきたという。「スライダーは100種類ぐらい投げてやろうと思っていた」と、3種類のスライダーを速度や腕の振りを変えるなどして丁寧に投げ分け、トヨタ自動車打線をほんろう。「自分のピッチングはできたと思う」と意図してきたことはできたが「やっぱり悔しいです」と唇をかんだ。

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2019年10月29日のニュース