楽天ドラ1小深田「近本超え」で新人王獲る!憧れは西武・源田「遊撃レギュラー獲りたい」

[ 2019年10月24日 05:30 ]

楽天1位指名の小深田はバットとグラブを手に自慢の走塁ポーズを決める(撮影・岩崎 哲也)
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 楽天からドラフト1位で指名された大阪ガス・小深田が「近本超え」を宣言した。今季、新人ながら盗塁王に輝いた阪神・近本は大阪ガスの先輩。自身も50メートル5秒9の快足を武器にしており、パ・リーグのスピードキングを目指す。

 社会人日本代表としてアジア選手権に出場し、台湾で運命のドラフト当日を迎えた。22日に帰国したばかりだが、この日から兵庫県内にあるグラウンドで行われたチームの全体練習に合流。1位指名を受けた実感はまだ湧いていないが目標は明確だ。「新人王と盗塁王を目指したい。(1年目の)目標は37盗塁です」。今季36盗塁だった近本を上回る数字をノルマに設定した。

 大阪ガスの寮では近本と同部屋だった。「近本さんから、リードの大きさなど走塁について何度かアドバイスをもらった」。スピードと走塁センスはプロでもトップレベルで、2年連続でドラフト1位の選手を送り出した橋口博一監督も「小深田は試合に出られれば、十分に盗塁王を狙える。近本と遜色はない」と太鼓判を押す。

 西武・源田に憧れている。俊足に加え、圧倒的な守備力を誇る球界屈指のショートストップだ。二塁が本職の小深田だが「源田さんの守備の動画を見て参考にしている。遊撃のレギュラーを獲りたい」。17年の新人王・源田と19年の盗塁王・近本の「いいところ取り」で、リーグワーストタイの48盗塁だった楽天に機動力をもたらす。 (重光 晋太郎)

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2019年10月24日のニュース