巨人 9回猛反撃も及ばず開幕2連敗 セ球団のシリーズ敵地戦績は2013年第7戦から17連敗に

[ 2019年10月20日 21:52 ]

SMBC日本シリーズ2019第2戦   巨人3―6ソフトバンク ( 2019年10月20日    ヤフオクD )

<日本シリーズ ソ・巨2>7回無死一、三塁、松田宣に先制3ランを打たれたて降板する大竹(左)の奥で険しい表情の原監督(撮影・尾崎 有希)
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 セ・リーグを5年ぶりに制した巨人がパ・リーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がってきたソフトバンクに痛恨の開幕2連敗。2013年第7戦から続く日本シリーズのセ・リーグ球団による敵地連敗が17に延びた。

 巨人は先発マウンドに上がった左腕・メルセデスが5回2死まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。6回を1安打無失点と好投するも、打線がソフトバンク先発のアンダースロー高橋礼に7回2死までノーヒットに抑えられ、0―0のまま試合が進行する息詰まる投手戦となった。

 だが、0―0で迎えた7回、2番手として登板した大竹が先頭・デスパイネを打ち取った打球をこの回から途中出場したばかりの三塁手・山本がエラーして出塁を許すと、続くグラシアルに左前打され、デスパイネの代走・周東が俊足を飛ばして無死一、三塁。3人目の6番・松田宣に2ボールから投じた3球目のシュートをバックスクリーンへ叩き込まれた。

 味方のエラーから痛恨の先制3ランを被弾した大竹はここで降板。だが、それで終わらなかった。3番手・桜井は8回、柳田に左越えソロを浴びると、桜井をリリーフした4番手・高木も福田に右越え2ランを被弾。リリーフ陣が終盤に3アーチを浴びる痛恨の継投失敗となった。

 それでも9回にはソフトバンク3番手・高橋純から2連続を含む3四球をもらって1死満塁のチャンスを築き、ここで代わった4番手の守護神・森から岡本、阿部が連続タイムリーを放って3点を返して3点差。代打・ゲレーロも続いて2死一、三塁と一発出れば同点というところまで迫ったが、山本が遊ゴロに終わってゲームセットとなった。

 日本シリーズは移動日を挟み、22日から東京ドームに舞台を移して第3~第5戦が行われる。

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