阪神“突破率0%”からファイナルS初白星!大山が9回勝ち越し弾

[ 2019年10月11日 22:30 ]

セCSファイナルステージ第3戦   阪神7―6巨人 ( 2019年10月11日    東京ドーム )

セCSファイナルS<巨・神3>9回無死、大山は右越えにソロを放ち出迎えを受ける(撮影・西尾 大助)
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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S=6試合制)は11日、セ、パ両リーグともに第3戦が行われ、シーズン3位からCSファーストSを突破した阪神は、リーグ優勝した巨人に7―6で勝利。通算1勝3敗とした。

 打線は5回表に一挙5点を奪い6―4と逆転したが、その裏に4番手・ドリスが岡本に2ランを浴び、同点に追いつかれた。

 6―6で迎えた土壇場の9回、阪神に勝ち越し点をもたらしたのは、元4番・大山の一振りだった。

 9回に先頭打者として打席に立つと、2イニング目となった中川の4球目を捉えた。打球は大きな弧を描いて右中間スタンド最前列へ。今季は開幕から4番を張り続けるも、途中で降格を味わった男の意地の一振りで、勝利をグッとたぐり寄せた。

 過去に下位チームがCSファイナルSで初戦から連敗して、日本シリーズに進出したケースは一度もなく、数字上は突破率0%。逆境になればなるほど底力を発揮する「矢野阪神」が奇跡の日本シリーズ進出を狙う。

 CSファイナルステージは6試合制で行われ、アドバンテージを含めて先に4勝したチームが19日開幕の日本シリーズ(7試合制)へ進出する。12日に予定していた第4戦は、大型の台風19号が12日から関東地方に接近する恐れがあるため中止が決定。第4戦は翌13日に順延となり、以降の試合も順次繰り下げて開催する予定。

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