巨人・メルセデス7回3安打無失点“虎キラー”本領発揮 原監督絶賛「最高の投球」

[ 2019年10月11日 05:30 ]

セCSファイナルステージ第2戦   巨人6―0阪神 ( 2019年10月10日    東京D )

<巨・神>先発し、7回無失点のメルセデス(撮影・坂田 高浩) 
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 まだいける。巨人・メルセデスには確信があった。6回を投げ終え87球。宮本投手総合コーチから続投の意思を問われ、うなずいた。4番から始まる7回を3者凡退に抑えてみせた。

 「低めに投げることと、強気で攻めの投球を心がけた。日本シリーズで投げてチャンピオンになれるように頑張りたい」

 課題のスタミナを克服した。5、6回で崩れ、イニング途中の降板が多かったが7回を投げきり、3安打無失点。無四球で三塁も踏ませなかった。以前は試合中に水しか飲まなかったが、バナナやスポーツドリンクなどで糖分を補給し、体力の維持につながった。

 これで阪神戦では昨年から通算7試合で5勝0敗、防御率0・88と、虎キラーぶりは健在だ。最速は146キロで、7回にも144キロをマーク。原監督は「僕の知りうる限り、最高の投球をした。リズムもコントロールも、非常に球速もありました」と評価。日本シリーズでも左腕は欠かせない存在となる。 (岡村 幸治)

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