広島 岡田 復活見えた!直球主体で38球&2回無失点

[ 2019年10月8日 05:30 ]

<広・楽>2回無失点と好投した岡田
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 広島・岡田が、真っ向勝負で復活への兆しを見せた。7日に宮崎で開幕したフェニックス・リーグ、楽天戦(天福)に5番手で登板。2回2安打無失点に「やってきたことができた」と充実の表情を浮かべた。

 8回からマウンドに上がると、2死から四球と中前打で一、二塁とされたが、5番耀飛をカウント2―2から力のある真っすぐで空振り三振を奪った。9回も1死三塁を背負ったが8番岩見を空振り三振、代打松本を遊飛に仕留め、得点は与えなかった。

 「捕手に対して真っすぐ入っていくのがテーマ。四球は、ボールが続いたときにテーマに戻れなかった。修正するところに気付けたのも良かった」

 投じた38球中、変化球は数球だけで、直球を待つ打者にあえて力勝負を挑んだ。「今は真っすぐを磨こうと思っている。直球だけで押せたのはよかった」。9回は9球で終えたが、ボールなしと制球力も上々だった。

 今季は開幕ローテーション入りしながら、制球難から崩れ2試合連続の黒星で降格。4年目にして自己最少の3試合登板にとどまり0勝2敗で防御率14・14に終わったが、自分自身と向き合うきっかけになったことも確かだ。

 「すごくいい年だったと思う。いろんな勉強ができたことを生かしていきたい」

 水本2軍監督も「良くなってきたので、実戦で投げさせたくて連れてきた」と期待する。佐々岡新監督のもとでの復活へ、着実に前へと進んでいる。
(河合 洋介)

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2019年10月8日のニュース