DeNA・ラミレス監督、自身の采配に「後悔することはない」6点リードも継投失敗、大逆転負け

[ 2019年10月5日 18:42 ]

セCSファーストステージ第1戦   DeNA7―8阪神 ( 2019年10月5日    横浜 )

<D・神>選手交代を告げベンチへ戻るラミレス監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 2位のDeNAは3位・阪神に6点差をひっくり返され、“下克上”王手をかけられた。守護神・山崎を使うことなく敗れた手痛い1敗。だが、ラミレス監督は自身の采配に「後悔することはない」と言い切り、前を向いた。

 右手小指打撲から復帰して今年初の3番に入った筒香が初回の先制3ランを含む4打点と活躍。1番に入った神里が4安打と途中まではラミレス監督の面白いように起用がはまった。

 だが、7―1で迎えた7回から一気に流れが変わる。先発の石田が4回1失点、2番手のエース今永が2回無失点と試合を作りながら、この回から3番手としてマウンドに上がったバリオスが高山、木浪の代打陣に連打されて1点を失い降板すると、代わったエスコバーが北條に3ランを被弾。その裏の打席に入ったエスコバーがイニングまたぎとなった8回に木浪の適時打で1点差に迫られた。エスコバーはさらに近本にも打たれて2死一、三塁とピンチを広げたところで降板。ここでマウンドに上がった国吉が北條に逆転の中越え2点適時三塁打を浴びるという悪夢のような展開で逆転負けを喫した。

 「それまでは7―1で非常にいい展開で来ていましたけれども、バリオス、エスコバーで向こうに流れがいってしまって、そのまま終わってしまったかなと」

 そう試合を振り返ったラミレス監督は、試合展開の中で投手起用やゲームプランを変えた部分があるのか問われると「特に変えたところはない」とキッパリ。「きょう試合中にした決断で後悔することはないですし、こういうことは起こり得ることなので」と言い切った。

続きを表示

2019年10月5日のニュース