阪神・北條 2点差迫る3ラン&逆転3ベース 5打点は「なかなかない」も「決めたろ、と思って」

[ 2019年10月5日 18:21 ]

セCSファーストステージ第1戦   阪神8―7DeNA ( 2019年10月5日    横浜 )

<D・神> 8回2死二、三塁、逆転の2点適時三塁打を放った北條はベンチに向かってガッツポーズ(撮影・大森 寛明)
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 レギュラーシーズン3位の阪神が最大6点差を終盤にハネ返して同2位のDeNAに8―7で大逆転勝利。“下克上”でのファイナルステージ進出に王手をかけた。

 劇的な勝利の立役者となったのは「2番・遊撃」で先発出場した北條だった。7回に2点差へと迫る左越え3ランを放つと、8回には中越えに逆転の2点適時三塁打。7、8回だけで5打点を叩き出す文句なしのヒーローだ。

 ヒーローインタビューで「疲れました…」と切り出した北條は「最高な疲れですね」と疲労困憊の様子でポツリ。「僕が5打点するのはなかなかないんで、本当に皆のおかげだと思っています」と謙そんした。

 反撃ムードを一気に盛り上げた7回の3ランについて「たまたま入ったみたいな感じですね」と冷静に振り返った北條。一時は最大6点差をつけられたが「皆が諦めない気持ちを持ってプレーしていた」とし、8回の逆転3ベースについては「打席に入る前に福留さんとしゃべって“きょうは俺の日ちゃうからお前行ってこい”って言われたんでもう決めたろと思って打席に入りました」と“秘話”も披露。「福留さんがきょうノーヒットやったんでもう僕でいったろと思って。はい」と控えめながら笑みを浮かべていた。

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2019年10月5日のニュース