【有藤通世氏が占うパCS】ソフトB、柳田の状態がどこまで上がるか 楽天は浅村が鍵

[ 2019年10月5日 09:00 ]

パ・リーグCS ファーストS第1戦   ソフトバンクー楽天 ( 2019年10月5日    ヤフオクD )

ティー打撃を行う柳田(撮影・中村達也)
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 千賀VS則本昂。初戦のエース対決を制したチームが、ファーストS突破へグッと近づく。ソフトバンクは柳田が決戦に向けてどこまで状態を上げてくるか。走り込みを増やしているようで、これは王貞治会長も現役時代にやっていた練習法。体の切れを取り戻すとの狙いがある。

 バンデンハークや中継ぎの石川も復帰し、地力はソフトバンクが上か。楽天は初戦を則本昂で勝利することが絶対条件。今季のソフトバンク戦は2敗、防御率8.10だがシーズン終盤には復調気配を見せた。キーマンは浅村だろう。今季は本塁打こそ自己最多の33本も打率は.263。昨季より打ち損じが多い印象だ。移籍1年目。八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せることが楽天の進撃につながる。

 西武は相手がどちらにせよ、初戦を11連勝中のニールで獲ればアドバンテージを含めて2勝。一気に有利になる。ただ、短期決戦はやはり投手がカギを握る。間隔も空いた中で、強力打線が普段通りの力を発揮できるかにも注目したい。 (本紙評論家)

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2019年10月5日のニュース