ヤクルト 2軍監督に池山氏招へい 5年ぶり古巣へ

[ 2019年9月27日 05:32 ]

ヤクルトOBの池山隆寛氏
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 ヤクルトが、来季の2軍監督にOBの池山隆寛氏(53)を招へいすることが26日、分かった。

 2軍はこの日、イースタン・リーグのロッテ戦に勝ち、公式戦の全日程を終了。17年から指揮を執った高津2軍監督は来季、1軍監督への昇格が決定的となっている。28日が1軍の今季最終戦で、29日以降に就任が発表される予定だ。複数の関係者によると、球団は既に来季の組閣に着手。2軍監督として、指導経験も豊富な池山氏に白羽の矢を立てた。

 池山氏は現役時代はヤクルト一筋19年で通算304本塁打をマーク。豪快なフルスイングで「ブンブン丸」の異名を取り、古田敦也氏、高津2軍監督らとともに90年代のヤクルト黄金時代を築いた。

 02年に現役を引退。06年に恩師である元ヤクルト監督の野村克也氏が監督を務める楽天で打撃コーチに就任し、指導者の道を歩み始めた。11年にヤクルトに復帰し、1、2軍の打撃コーチなどを歴任。16年から再び楽天に戻って昨季は2軍監督を務め、同年限りで退団していた。「野村ID野球」を継承し、データに基づいた打撃指導には定評がある。正式決定すれば、5年ぶりの古巣復帰となる。

 今季は2年ぶりの最下位に終わったヤクルト。巻き返しを図る新体制の準備は着々と進んでいる。 

 《橋上2軍チーフコーチは退団へ》ヤクルトの橋上秀樹2軍チーフコーチ(53)が今季限りで退団することが26日、分かった。あす28日にも発表される。橋上コーチはヤクルトでの現役時代に外野手としてプレーし、引退後は05年に楽天のコーチに就任。07年から野村克也監督の下でヘッドコーチを務めた。その後、BCリーグ・新潟の監督としてチームを史上初のチャンピオンシップに導き12年以降、巨人、西武などのコーチを歴任。今年から古巣・ヤクルトに復帰していた。

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2019年9月27日のニュース