脳腫瘍から復活を目指していた阪神・横田 引退試合で見事なバックホーム 二塁走者の生還阻止

[ 2019年9月26日 15:11 ]

<ウエスタン 神・ソ>8回2死二塁、中堅手・横田は塚田の中前打をさばき、本塁に送球して二走・水谷の生還を阻止する(撮影・坂田 高浩)
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 今季限りで現役引退する阪神の横田慎太郎外野手が26日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(鳴尾浜)で引退試合に臨み、8回の守備から中堅手で出場。大きな拍手に送り出されて就いた“定位置”で、超ビックプレーを披露した。

 2―2の2死二塁の場面。塚田が放った中前打を処理し、ノーバウンドのバックホームで二塁走者の生還を阻止した。いきなり飛び出したプレーにスタンドは大歓声に包まれ、自軍はもちろん、ソフトバンク側からも大きな拍手が送られた。

 横田は17年2月に脳腫瘍が判明し、入院、治療を経て8月下旬に寛解。同年オフに育成選手となってからここまで、復活を目指して戦ってきた。しかし、今月22日に現役引退を決断。2度の手術を経た視力低下を、決断の大きな理由に挙げていた。

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