阪神・近本 痛恨のけん制死…初回先制機つぶれ「常に狙っていたんですけど、うまくやられたなと」

[ 2019年9月9日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-3広島 ( 2019年9月8日    マツダ )

初回2死一、二塁、ジョンソンのけん制球で二塁走者・近本はタッチアウト(遊撃手・三好)(撮影・大森 寛明)
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 阪神・近本の積極的な姿勢があだとなった。二塁走者だった初回2死一、二塁。糸原の打席で1ボールになった場面だ。三塁をうかがって大きく離塁した瞬間にジョンソンからけん制球を投げられ、懸命の帰塁及ばず刺された。終わってみれば、ジョンソンから得た最大の好機がつぶれた。

 「いいピッチャーなので、普通のクリーンヒットもそうですけど、内野安打というのもありますし、少しでも先の塁というのを考えて、常に狙っていたんですけど、うまくやられたなと思います」

 1死から「簡単には打てないと思っていたので…」と遂行した三塁線へのセーフティーバントで出塁。福留の犠打で二進し、マルテがストレートの四球で出た後だった。糸原にもボール先行でジョンソンは制球を乱していただけに痛恨。筒井外野守備走塁コーチも「次の塁を狙っていたところにうまいけん制が来た。向こうの隙を狙っていたのに、相手のフォーメーションにやられた。今後に生かしてもらいたい」と反省を促した。

 並んでいた98年高橋由伸を抜くセ・リーグ新人歴代単独3位の141安打へ伸ばした一方、けん制死は4日のDeNA戦に続いて2度目。リーグ2位タイの29盗塁を誇る積極性は堅持しつつ、反省を糧にしたい。(長谷川 凡記)

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2019年9月9日のニュース