ロッテ平沢、岡の「名演」で人生初スクイズ成功「安心感あった」

[ 2019年8月29日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―4楽天 ( 2019年8月28日    楽天生命パーク )

6回1死二、三塁、スクイズを決める平沢(撮影・尾崎 有希)
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【追球ズーム ここにFOCUS】大事なのは相手に悟られないことだ。1点差の6回1死二、三塁、ロッテは貴重な1点を平沢のスクイズで挙げた。その裏には三塁走者・岡が見せた「名演」が隠れていた。

 「絶対に(投手に)外されないタイミングを狙っていました」

 楽天・宋家豪(ソンチャーホウ)は右投手。三塁走者は丸見えだ。通常、スクイズは投球動作と同時に走る。だが、岡は投手が左足を下げ、本塁へ正対し、視線を切る瞬間を待った。スタートは遅れるが、今季盗塁成功率10割(11企画11盗塁)のスピードで補える確信もあった。「人生初スクイズ成功だったけど、走者が岡さんだし、安心感があった」と平沢も感謝した。

 就任2年目でスクイズは初成功だった井口監督は「しっかり決めてくれた」と納得顔。楽天戦は16年以来3年ぶりの勝ち越し。3位とのゲーム差も再び、1と接近した。 (福浦 健太郎)

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2019年8月29日のニュース