西武・山川2年連続100打点 カブレラ&おかわりに続く球団史上3人目

[ 2019年8月24日 05:30 ]

パ・リーグ   西武8―6楽天 ( 2019年8月23日    メットライフD )

辻監督(左)とハイタッチする山川(撮影・尾崎 有希)
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 まだまだパ・リーグの灯は消さない。初回に1点先制し、なお2死二、三塁。西武・山川は弓削の145キロ直球を捉え、左翼フェンスにぶち当てた。この2点適時打で今季101打点に。両リーグ最速で100打点に到達した。

 「うれしい。100打点はいきたいと思っていた」。2年連続の100打点は、球団では01~03年のカブレラ、08、09年の中村に続く3人目の快挙だ。

 本人は「ここからはより良いところで打てるようにしたい」と謙遜したが、貴重な一打だった。引き分け以下でソフトバンクにマジック点灯の可能性があった一戦。6日に7回無得点と苦しめられた弓削から初回一挙3得点につなげた。打ち合いを制し、20、21日に続いてM点灯の危機だった日に勝利した。

 チームの白星に直結する打点。山川は昨季、同僚の浅村(現楽天)に3差でリーグ2位に終わったが、今季は「本塁打王も打点王も獲るつもりでいる」と意気込む。2位には92打点の中村。「意識はするが、中村さんは出ない時もあるので、僕の方が有利」と譲るつもりはない。

 その上で「本塁打王も打点王も両方獲りたいが、まずは優勝したい。優勝できる位置まできているので、それにつながる打点なら何でもいい」とリーグ2連覇を見据えた。打撃不振から11日に4番を外れたが、5試合連続安打とし「おととい(21日)から打撃は確実に良くなってきている」と好感触を口にする。ソフトバンクとのゲーム差は4・5。その打棒の復調とともに、チームも上昇カーブを描く。 (武本 万里絵)

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2019年8月24日のニュース