履正社 春のリベンジ果たし初優勝!野口主将が勝ち越し打、星稜・奥川は11安打5失点完投も

[ 2019年8月22日 16:08 ]

第101回全国高校野球選手権大会 決勝   履正社5―3星稜 ( 2019年8月22日    甲子園 )

<星稜・履正社>優勝を決めマウンドに集まる履正社ナイン(撮影・後藤 正志)
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 第101回全国高校野球選手権大会の最終日は22日、甲子園球場で決勝が行われ、履正社(大阪)が5―3で星稜(石川)に勝利。今春のセンバツ1回戦で零封負けを喫した星稜のエース・奥川(3年)に11安打を浴びせてリベンジし、春夏通じて甲子園初優勝を勝ち取った。星稜は終盤に粘りを見せたものの、あと一歩及ばなかった。

 初回、準決勝までの5試合すべてで第1打席に安打していた1番・桃谷(3年)は遊ゴロだったが、2番・池田(2年)が左翼線三塁打。好機をつくったが、3番・小深田(2年)は一邪飛、4番・井上は見逃し三振に倒れた。2回は、先頭の5番・内倉(3年)が右前打し、犠打で1死二塁と得点圏に走者を進めたものの、7番・野口主将(3年)が三ゴロ、8番・野上(3年)が遊ゴロに打ち取られた。

 しかし、1点の先制を許した直後の3回、2死から連続四球で一、二塁とし、井上が第1打席で見逃し三振した外角高めのスライダーを捉えた。快音を残した打球は高々と舞い上がり、バックスクリーン左に飛び込む逆転3ランとなった。井上にとっては今夏3本目の本塁打。

 同点にされた直後の8回には、先頭の内倉の右中間二塁打を足掛かりに1死三塁とし、野口主将が勝ち越しの中前適時打。さらに2死二塁から岩崎(2年)の左前適時打で加点した。

 投げてはエース左腕・清水(3年)が再三、得点圏に走者を背負いながらも粘りの投球で7回途中まで10安打3失点。救援した2年生右腕・岩崎がリードを守り深紅の大優勝旗を手にした。

 星稜は2点を追う7回に2安打に3四球をからめて同点に追いついたが、直後の8回に奥川が4安打を浴びて2失点し、全国制覇はならなかった。

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