巨人 終盤大量点で完勝、DeNAに4差 菅野1失点で43日ぶり9勝目 王者・広島はついに自力V消滅

[ 2019年8月14日 22:06 ]

セ・リーグ   巨人7―1広島 ( 2019年8月14日    マツダ )

<広・巨>勝利し、菅野(右)と握手する原監督 (撮影・奥 調)
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 5年ぶり優勝を狙う首位・巨人が終盤の集中打で3位・広島を7―1で退け、再び4・5ゲーム差と突き放した。最下位ヤクルトに大敗を喫した2位・DeNAとは4ゲーム差。大逆転でのセ・リーグ4連覇を目指す広島は直接対決に敗れ、ついに自力Vが消滅した。

 巨人は4回、1死二、三塁から小林の左前適時打で先制。その裏に同点とされたが、1―1で迎えた7回、右前打で出塁した先頭・亀井を一塁に置いて坂本勇が左中間へ二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。なおも1死三塁からそれまで広島先発・野村に3打席連続三振を喫していた主砲・岡本が2番手・レグナルトの代わりバナを叩いて左前適時打を放ち、追加点。3―1と2点リードを奪った。

 8回に1死二、三塁から菅野の遊ゴロの間に1点を追加した巨人は9回にも一挙3点を入れて最後は大差をつけ、投げては菅野が8回に打球を処理した際に左足首をひねるアクシデントを乗り越えて8回5安打1失点と好投。完投は逃したものの、7月2日の中日戦(東京D)で6安打完封勝利を飾って以来43日ぶりとなる今季9勝目(5敗)を挙げた。

 広島は先発・野村が7回途中3失点と踏ん張ったが、打線の援護なく4敗目(6勝)。7月25日の再昇格から続いていた自身の連勝が3で止まった。1点先制された直後の4回、2死から主砲・鈴木が右中間二塁打で出塁し、続く5番・松山の5試合連続適時打となる右前打で同点としたが、得点はそれだけ。3点ビハインドの9回には4月以来の登板となった4番手・岡田が課題の制球に苦しみ、3失点と期待に応えられなかった。

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