巨人・原監督、亀井5番起用示唆 61歳誕生日に決意新た「野球通じて明るいニュースを」

[ 2019年7月23日 05:30 ]

報道陣から送られた誕生日ケーキを前にポーズをとる原監督(撮影・森沢裕)
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巨人・原辰徳監督が22日、61歳の誕生日を迎えた。チームはセ・リーグ首位を走るが、今季ワーストタイの4連敗中。打線組み替えの必要性に触れ、好調の1番・亀井善行外野手(36)の5番起用の可能性を示した。先発投手も再編し、あす24日のヤクルト戦(京セラドーム)には楽天から移籍加入したプロ通算5勝の古川侑利投手(23)を先発に抜てき。通算997勝の指揮官が「投打」で動く。

 報道陣によるハッピーバースデーの合唱にほほ笑んだ。似顔絵入りケーキの前に立ち、ろうそくの火を吹き消す。61歳の誕生日を迎えた原監督は「野球を通じて明るいニュースをたくさん出せるように、今後とも頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 2位・DeNAに7ゲーム差をつけるが、敵地・広島で今季初の同一カード3連敗。連敗が今季ワーストタイの4に伸びた。一夜明けた広島駅のホーム。打線組み替えについて言及した。

 1番で好調の亀井に話題が及んだ時だ。「5番が機能してないよね。5、7番あたりがね。その辺をちょっと考えないといけない」と、5番起用の可能性を示唆した。後半戦再開以降、亀井は1番で先発した5試合で26打数13安打、打率・500。今季は5番でも27試合に出場し、打率・301を残している。

 4連敗中に5番を務めた大城、陽岱鋼(ヨウダイカン)は合わせて15打数2安打だ。20日は2得点で、21日は1得点。上位打線と下位が分断気味だった。指揮官は「吉村(打撃総合コーチ)とよく話をして」と打順を熟考する。亀井が先発を外れた試合の1番は重信、若林ら俊足巧打の若手が務めてきた。

 ローテーションも再編する。メルセデスを19日に出場選手登録から外し、24日は古川が移籍後初先発。25日はヤングマンが約2カ月ぶりに先発する。原監督は通算1000勝にあと3勝に迫る。誕生日に報道陣から贈られたのはカリフォルニアワイン「オーパス・ワン」。前回優勝した14年に製造されたもので「とてもいい。勝って乾杯だ!」と威勢よく言った。 (神田 佑)

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