巨人・坂本、2打席連発で2冠 “最強2番”二岡超え球団最多22発

[ 2019年7月18日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―5ヤクルト ( 2019年7月17日    神宮 )

6回無死二塁 2打席連続となる28号2ランを放つ坂本勇 (撮影・白鳥 佳樹)
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 首位を独走する巨人の連勝は5で止まったが、坂本勇の打撃は止まらない。名実共に「最強2番打者」になった。「それ(個人記録)はいいです。負けたので、次頑張ります」。先発2番打者として22本塁打目をマーク。02年二岡智宏の21本塁打を抜き、球団最多記録を打ち立てた。

 まず0―1の4回。山田大から「完璧だった」と右中間に27号ソロ。4点を追う6回は左中間席へ28号2ランし「詰まったけど、強いスイングができたので入ってくれた」。2打席連発で、今季4度目の1試合2発だ。

 試合前にはちょっとしたドタバタ劇があった。「グラブがなくなった!どこ?」。打撃練習を終えてクラブハウスに戻ろうとしたが、見当たらない。ベンチを捜し回る。背負っているリュックを球団スタッフに確認してもらうと「あった!」。この屈託のない明るさがチームメート、ファンを引きつける。

 ボールもしっかり引きつけた2発。並んでいたDeNA・ソトを突き放し、本塁打数単独トップ。打点も67に伸ばし、ヤクルト・村上を目の前で抜いて「2冠」に立った。敗戦の中で、1点差に詰め寄った打線を原監督は「粘り強くいきましたけど、一歩足らずですね」と称えた。打率もリーグ7位の・305と「3冠」も射程圏内。優勝マジックは最短で20日に点灯する。 (神田 佑)

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2019年7月18日のニュース