ソフトB8連勝 ついにオリ由伸攻略!5連打で対戦28イニング目今季初得点

[ 2019年7月6日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-2オリックス ( 2019年7月5日    ほっともっと神戸 )

4回、1死一塁、グラシアルの適時三塁打で同点の生還をした内川(撮影・成瀬 徹)
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 天敵・山本を攻略し、昨年8月以来の8連勝。前半戦の首位ターンを決めたソフトバンク・工藤監督は「(山本は)パ・リーグで一番いい投手。あれだけの投手から、つないでつないでコンパクトに打ち返してね。価値のある勝利」と目を細めた。

 今季は24イニングで1点も奪えなかった右腕と4度目の対戦。さまざまな秘策が実ったのは4回だった。5連打を含む打者10人攻撃で、両リーグトップの防御率1・92の右腕から一挙4点を奪った。

 立花打撃コーチは「真っすぐ、カットボール、フォークの3つ。カーブが来たらすみませんという感じで」と、1つの球種を消す策に出た。

 0―1の4回だ。先頭・内川が右前打。1死一塁からグラシアルの右中間三塁打で28イニング目で初めて得点を奪った。ともに150キロ超の直球を捉えた。2試合連続3安打の助っ人は「(山本は)打てていなかったし、自分にとってもチームにとっても大きい」と納得の表情を見せた。

 工藤監督は「右打者はセカンドの頭、左打者はショートの頭、という話は(ミーティングで)出ていた」。同点に追いついた直後、松田宣は外角のカットボールを中前に運び「シーズンで4度目の対戦だったので、その経験もあった。センター中心に打ちにいった」と実践した。

 四球が少ない右腕に対し“待つよりも振る”を徹底した。勝ち越した直後も、上林がつなぎ、甲斐、高田にも連続適時打。ビッグイニングは6安打を集中したが、そのうち5安打が、追い込まれる前の球を仕留めたものだった。

 終わってみれば、4試合連続2桁となる14安打で6得点。2位・楽天とのゲーム差は6に広げた。8回に東明から中越え18号2ランを放った松田宣は「今日勝てたのは良かった」と大きな1勝をかみしめた。(川島 毅洋)

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2019年7月6日のニュース