阪神・石崎とロッテ・高野がトレード 両球団で合意 4日にも正式発表へ

[ 2019年7月4日 02:45 ]

阪神・石崎(左)とロッテ・高野
Photo By スポニチ

 阪神の石崎剛投手(28)とロッテの高野圭佑投手(27)との交換トレードが両球団で合意に達したことが3日、分かった。早ければ、4日にも両球団から正式発表される。

 逆襲を狙う猛虎が水面下で投手補強にも乗り出していた。「当然(シーズンを通して)調査はしています。(高野選手も調査対象の)一人であることは事実です」。球団関係者は個人名こそ明かさなかったが、意中の選手がいることは認めた。球団は有事に備えて開幕後も常に他球団の選手調査を継続。交流戦後もパ・リーグを中心に担当者を派遣していた。2日からは2日連続でこの日もロッテの2軍戦が開催されていた浦和球場に担当者が視察に訪れていた。

 主にブルペン強化を視野に入れていた阪神は中継ぎ経験のある高野に白羽の矢を立てた。昨季は1軍で自己最多の17試合に登板。プロ4年目を迎えた今季は出場機会に恵まれずわずか2試合の登板にとどまっていた。ただ、27歳と年齢も若く貴重な中継ぎ右腕としての期待は十分。阪神のブルペン陣にも同世代の投手はいるが1軍の経験があるだけに即戦力としての期待は大きい。

 一方、石崎も今季は出場機会に恵まれていなかった。昨季5月に右肘痛を発症。その影響による出遅れも重なってここまでは2試合登板のみ。両選手の出場機会を求める思惑も両球団で一致。リーグ屈指の投手力を誇る猛虎は夏場へ向けてブルペンの再整備に取り組んでおり、球団が上位浮上を狙う現場のバックアップ態勢を敷いた形となった。

続きを表示

2019年7月4日のニュース