ヤクルト大村、代打でプロ1号!育成出身27歳 記念球は「両親に」

[ 2019年7月3日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3-1広島 ( 2019年7月2日    マツダ )

9回、代打・大村は右越えにソロ本塁打を放ち本塁に向かう(撮影・奥 調)
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 ヤクルトは3年目の大村がプロ初本塁打初打点となるダメ押し弾を放ち、連敗を3でストップ。16カードぶりに初戦を白星で飾った。1点リードの9回2死から代打で登場。島内の外角150キロ直球を強振し右翼席へ運んだ。「真っすぐを張っていた。感触は良かったので(外野の頭を)越えてくれと思っていた」と振り返った。

 16年育成ドラフト1位でBCリーグ・石川から入団し、昨年3月に支配下登録を勝ち獲った。「昨年は安打1本しか打てなかった。今季もここまで打てていなかったが、良い意味で開き直っていけた」。1メートル69と小柄だがパンチ力のある打撃が武器。登録は捕手でも出番を得るために一塁や外野の守備も練習している。偏差値70を誇る福岡・東筑出身の秀才。広島の高ヘッドコーチも同校出身で「先輩の前で打てて良かった」と笑顔を見せた。

 小川監督も「あの一発が大きかった」と高校の保健体育の教員免許を持つ27歳を称えた。記念球は「両親にあげます」と大村。今後の出番はさらに増えていきそうだ。(黒野 有仁)

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2019年7月3日のニュース