巨人 1カ月ぶりリーグ首位再浮上!アクシデントも「強い気持ちで」陽岱鋼が救ったV打

[ 2019年6月18日 22:10 ]

交流戦   巨人4―3オリックス ( 2019年6月18日    東京D )

<巨・オ>8回1死二塁、勝ち越し適時二塁打を放ちガッツポーズする陽(撮影・尾崎 有希)
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 巨人は8回にマシソンが緊急降板するアクシデントがあったが、代打・陽岱鋼(ヨウダイカン)の値千金の一撃で接戦をものにして3連勝。広島が延長戦の末にロッテに敗れたため、5月20日以来の首位に再浮上した。

 3―1と2点リードの8回にアクシデントは起こった。先発・今村が6回6安打1失点(自責0)の好投を見せ、2番手・沢村は走者を出しながらも1回無失点。勝利の方程式での逃げ切り勝利を本拠地のファンは期待した。しかし、8回に3番手でマウンドに上がったマシソンは先頭の福田を2球で投ゴロに仕留めると、続く小島に2球を投じた直後に右足を気にするしぐさを見せて座り込み、そのままわずか4球で降板。緊急登板となった高木は小島を遊飛に打ち取ったものの続く吉田正に左前打を許して降板し、代わった田原はロメロを歩かせると続く中川に左中間を破る2点二塁打を浴びた。

 3―3と試合を振り出しに戻され、嫌な雰囲気が漂う東京ドーム。しかしその裏、1死二塁から代打で登場した陽がひと振りで再び流れを引き寄せた。オリックス3番手・海田の初球の直球を振り抜くと、打球は右翼・吉田正の頭上を越える適時二塁打。二塁から若林が勝ち越しのホームを踏むと、陽は手を叩いて右手を突き上げ大歓声に応えた。

 「準備は4、5回からしていた。何とか結果を残したいと強い気持ちで打席に入った。結果を残さないとスタメンでは出られない。強い気持ちで毎日、臨んでいる」と、「強い気持ち」を強調した陽。代打策が的中した原監督は「右に強い打球。彼のいいところが一振りで出た」と称えていた。

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