巨人・原監督、5年ぶり交流戦Vへ一戦必勝 最後の6連戦は「天皇杯」

[ 2019年6月18日 06:27 ]

巨人・原監督(右)(撮影・木村 揚輔)
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 巨人・原監督が18日からの交流戦最後の6連戦を、一戦必勝の「トーナメント戦」に位置づけた。5年ぶり交流戦制覇へ、首位・ソフトバンクをゲーム差なしの2位から追う。「短期的な目標というのか、サッカーでいうとカップ戦とか天皇杯」と例えた。

 ここまで全4カードを勝ち越して8勝4敗。最後の6連戦は全て東京ドームと舞台は整った。21日からの最終カードがソフトバンクとの頂上決戦。3戦目はエース菅野が先発予定で、指揮官は「(相手も)総力戦で来る。(リーグ戦再開まで)短い間が空くわけだから」と見据えた。

 若手の積極起用が原動力の一つとなっている。15年ドラフト1位・桜井を6日の楽天戦で3年ぶりの先発に抜てきし、右腕は2連勝。同日、今季初先発の2年目・若林を10試合連続で先発起用し、交流戦打率は12球団2位の・438だ。2人とも交流戦MVPを狙える位置につける。さらに19日のオリックス戦では、高卒3年目右腕の高田が今季初先発し、プロ初勝利を狙う。

 シーズン最終盤を見据えた、戦力整備の試金石にもなる。緊迫した状況下で本来の力を発揮できるか。「度胸試しができるケースになる。選手をしっかりと鼓舞しながら見ておきたい」と見極める。

 05年から始まった交流戦でセのチームが制したのは3度で、原監督は第2次政権時の12、14年に頂点に立った。「(優勝争いの)そういう状況にできることが大事。我々はファンをドキドキさせるのがとても大事なこと」。先には交流戦を制覇した14年以来となる5年ぶりのリーグV奪回がある。 (神田 佑)

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